0歳・1歳・2歳が実際に読んだおすすめ絵本【2021年】

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世の中にあふれる膨大な絵本。こどもの成長に絵本は大事と聞くけれど、何を選んだらいいんだろう?せっかく買うのだから長く楽しんでもらいたい……と悩むパパ・ママは多いのではないでしょうか?

このページでは、うちの子が好きで繰り返し読んでくれている絵本を紹介したいと思います。

0歳におすすめの絵本

0歳の頃の絵本の読み方は?

めくるのも読み上げるのもママがする時期。とにかく音が楽しいカラフルなものを読んでいました。また、自分でめくりたいという欲求も1歳間近になるとでてくるので、厚い紙のタイプのもののほうが向いていると思います。

仕掛け絵本はまだ早かったようで、読み始めたのは1歳より後になってきてからでした。布製についてはあまり好まず、ほとんど使われずに終わりました。

0歳の頃に読んでいた絵本

しましまぐるぐる(文字量:少)

0歳時に鉄板の絵本。明るい原色はっきりした形。内容も音の繰り返しが主。0歳前半の頃は特に絵本を読んであげても反応が薄いですが、この本は膝に乗せて読んであげると、頭の動きがあるので多少反応が見えました。

2歳の今は、雨が降ると、雨のページを思い出して「あめざーざー」と教えてくれます。大きなイラスト+小さなイラストの組み合わせな為か、2歳の今は小さいイラストのほうに注目して読んでくれています

誤飲が心配な方は、上のぬのえほんを選ぶのがいいと思います。

もいもい(文字量:僅か)

東京大学あかちゃんラボ発、あかちゃんの視線をくぎづけにするイラストが使われている絵本。8~13ヶ月のあかちゃんの協力の下、選択注視法という、複数の絵を同時に見せてより長く見ている絵を選ぶ、という実際のあかちゃんの好みを反映しています。

確かに興味をもって目が動いていたように見えました。ちょっとお高いのが玉に瑕……。

残念ながら、これは0歳で卒業してしまいましたが、0歳の頃は1日に何度も読むほど好きでした。

紙の薄いタイプのものにしてしまいましたが、厚いタイプのものもあるので、そちらのほうが0歳向きだと思います。

ちっちゃなおさかなちゃんシリーズ(文字量:中)

黒い背景に白い魚、そして赤いサンゴというのが目を引いたようです。ストーリーの内容にはあまり触れず、出てくるキャラクターに合わせた擬音を声に出してあげていました。

表紙の裏側の泡が好きで「ぷくぷくぷく」と指差して言ってあげると、楽しそうにしていました。

2歳になった今も読んでいて、どういうシチュエーションなのか分かってきたようで、みんなにさようならをするときには「ばいばい」と手を振ってバイバイしています。

ちなみに児童館ですごく気に入っていたので、【9470】(株)学研ホールディングスの株主優待でいただきました。

どうぶつだあれかな(文字量:中)

手前のページに動物の鼻や背中、尻尾などの体の一部、次のページにはその動物、という繰り返しの絵本。くじゃくのページが好きで1歳頃までは読んでいましたが、今はちょっとお休み中。もう少し年齢が上になれば、当てっこ遊びができると思います。

色合いが明るく、絵も可愛らしいので、飾るタイプの本棚に置いておきたくなる本です。

同じ作者の「どうぞのいす」も買ったのですが、今はちょっと絵本のインテリアになっています。素敵な内容の絵本なので、ストーリーに興味が出てくる頃には、読んでくれるかな?と期待中です。

ぶーぶーじどうしゃ(文字量:少)

車の絵がばーん、と全面に出ています。見開き2ページで写実的に描かれた車は、ディテールの描写が細かく、車に興味を持ちだす頃に渡すのにピッタリです。都バス好きの息子はバスのページになると「バス!」と嬉しそうに教えてくれました。

子ども向けというとディフォルメされた車が一般的ですが、きちんと書き込まれている自動車の絵だからこそ、赤ちゃんは「これが自動車だ」ということが認識し、ディフォルメされたものと結びつけるようになるのだとか。

街中でよく見かける身近な車が並んでいます。「ぶーぶー」「ぴーぽー」「うーうー」と、車が出す音がリズミカルに書いてあり、音と車を関連付ける第一歩にもいいと思います。

今でも思い出したようにたまに開いています。一番ハマっていたのは0~1歳の間ぐらい。

1歳におすすめの絵本

1歳の頃の絵本の読み方は?

仕掛け絵本の楽しさが分かってくる頃。とはいえ、まだまだ色々口に入れたい時期なので、薄手の紙の絵本を渡すときには要注意。ページの端だけでなく真ん中も食べられます。

好きなページ以外は飛ばし読みをして、ストーリーがあってもあまり気にしている様子はありません。どーん、と大きな絵が書いてあるものが好まれたように思います。

生活に関する絵本もいくつか渡しましたが、ノンタンのはみがきはーみー以外は興味を持ってくれませんでした。

1歳の頃に読んでいた絵本

だるまさんシリーズ(文字量:少)

これも鉄板ですね。1歳から今に至るまで、絵本にハマっている時期は、ほぼ毎日読んでいます。2歳になると、だるまさんと似たポーズを取って楽しんでいます。

最初に「だるまさんが」だけを買いましたが、あまりのハマりっぷりに、他の「だるまさんの」「だるまさんと」もすぐに追加で買ってしまいました

「だるまさんの」では体の部分の名前について、「め」のページならあっかんべーをしながら、「け」なら髪の毛を持ち上げて、一緒に楽しんでいます。

「だるまさんと」は出てくるフルーツたちが、「ぎゅっ」とするときには身体の前で腕を交差してぎゅーっとしてみたりしています。

でも一番好きなのはやっぱり「だるまさんが」ですね。

バスプップー(文字量:少)

引っ張るを中心にした仕掛け絵本。1歳初めの頃は私が動かしていましたが、後半になると引き出す部分は自分で動かすことを覚えました。降車ボタンの動かし方を覚えたのは2歳過ぎぐらいです。

ただ、かなり頑丈な作りにも関わらず、2歳になった頃に破壊され、直しても直しても破壊されるので諦めました。絶対にバスを取り出してやる!という執念を感じました。それだけ気に入ったんだな、とポジティブに考えることにしています。

バスのボタンのページだけは生き残り、そこだけ楽しんでいるので、買い直すか悩み中。

くだもの(文字量:少)

色鉛筆で描かれるくだものは、どれもみずみずしくてキラキラしています。赤ちゃん絵本の定番で、非常に評価が高く、買わないという選択肢は無し!と言い切っても間違いなさそうです。

皮を剥く前と後の絵がそれぞれ描かれているので、物事の関連性を想像する……みたいなものが鍛えられたりするかもしれません。また、街中で見ることができない、イガイガにくるまった栗の絵は、食育という観点からもよさそうです。

うちの子はやりませんでしたが、絵をつまんで食べる、みたいな動作が子どもによっては見られるかもしれません。おままごとの導入としてもよさそうです。

ノンタン はみがきはーみー(文字量:少)

ノンタンの赤ちゃん版はいくつか渡してみましたが、1歳のときに読んだのはこの一冊だけでした。理由不明ですが、くまさんのページが好きなようで、ものすごい顔を近づけて読んでいました

この本で歯磨きの「いー」の口は覚えてくれたように思います。「あー」の口はしまじろうに助けられました。

同じように、歯磨きを始める頃や歯磨きを嫌がり始める頃に買う人が多いみたいです。買って絵本は気に入ってくれたけど、歯磨きが嫌がらなくなるかどうかは子どもによるようで……けれど、600円ぐらいと絵本の中では比較的安価なので、試しに買ってみやすい価格です。

どうぶつのおやこ(文字量:無)

息遣いが聞こえてきそうなリアルな動物のおやこが描かれて、文字が一切ありません。シンプル!けれど、それが楽しいみたいです。

文字がないことで、鳴き声を当ててみたり、「あそんでるねー」「なかよしだねー」と声をかけてストーリーを作ってあげるなど、いろいろな楽しみ方ができます。映像ではない分、読み手の想像力がかき立てられるいい絵本だと思います。

読み始めから特にライオンが好きで、2歳の今はライオンのページになると「らいおん!」と得意げに教えてくれます。

ダイソーの写真の絵本(文字量:少)

100均とは思えないクオリティーで、非常に重宝しています。特に「たべもの」が好きで、言葉が出始めた頃、ひとつひとつ指差ししながら読み上げています。同じものが食事のメニューとして出てくると、嬉しそうに教えてくれるようになりました。

2歳におすすめの絵本

2歳の頃の絵本の読み方は?

自分で選んで、自分でめくって、ときには声にだして読んでいます。繰り返しのリズムがあるものが好きなようです。また、現実にあるものが出てくると教えてくれるようになります。

絵本の中に描かれているものを指差して「これなぁに?」と聞いてくるようになってきます。

ページは飛ばさなくなりましたが、ストーリーはまだあまり興味がないようです。細かくたくさんお話が書いてあっても、半分も読めずに次のページに進みます。けれど「どんな場面なのか」はわかるようになってきているようで、絵本には書いていないことを言ってくるようになってきます。

2歳の頃に読んでいた絵本

ぐりとぐら(文字量:中)

言わずと知れた名作。1歳の頃に渡しましたが、実際に楽しむようになったのは2歳後半になってからでした。

まだストーリーは楽しまないものの、どういう場面なのかがわかるのか、食べるシーンでは「おいしー」と言ってみたり、卵の殻を車にするシーンでは「おうちにかえるよー」と場面にあった言葉が出てきています

シンプルに見えて、たくさんの調理器具や自然のもの、そして何より動物がでてくるので、モノの名前を覚えるのにもいい絵本です。また、仲良く分け合うシーンがあるのも、2歳~3歳ぐらいに手に取るのにいいのではないかなと思います。

はらぺこあおむし(文字量:少)

2歳になってから児童館でハマりました。各種グッズやおもちゃも販売されていますが、正直私は好きじゃない……と避けていたものの、こどもが気に入ってしまったのだから仕方ないですね。世界中で愛される定番には、こどもが惹かれる何かがあるようです。

食べ物のページに空いている穴は必ず指で触るので、大判の方ではなく厚めの紙の方を選びました。小さめの穴なので、安全にも配慮されています。

生き物が成長する、というのはまだわかっていなさそうですが、最後のちょうちょのシーンは、ちょうちょのポーズで楽しんでいます

ノンタンのじどうしゃぶっぶー(文字量:少)

渡したのは1歳ですが、ハマったのは2歳です。

途中に出てくる「くるりん」「ジグザグ」「ぐじゃぐじゃめちゃくちゃ」な線を一緒になぞるのが楽しいようです。段々と上達をしていっているので、指先の運動にもよさそうです。

そのうち指ではなくおもちゃの車でなぞったりして遊びたいなーと思っています。

ぽつぽつぽつ大丈夫(文字量:中)

温かみのある絵柄で、雨というものを理解した様子だった&「だいじょうぶ?」というフレーズのブームが来ていたので、渡してみました。次々に出てくる動物たちは、それぞれにピッタリの傘を持っていて、なんとも可愛らしいです。

これも繰り返しの絵本で、雨には種類がある、というのがなんとなくわかってきたかな?という印象を受けます。雨が降った日は全部「ざーざー」だったのですが、「ぽつぽつ」や「ぱらぱら」といった違う表現が出てくるようになりました

ねずみくんのチョッキ(文字量:少)

2歳前に渡しましたが、ハマったのは最近。ストーリーは興味がなく、ねずみくんが好きみたいです。

大事なものはちゃんと自分で管理をしないと、大変なことになってしまう。そんな内容がコミカルに描かれている絵本です。みんな仲良しや貸し借りする、といったことを学んでいく時期に、必要な絵本かもしれません。

最後がなんともポジティブで好きです。起こってしまったことに対して、怒る、困る、悲しくなるだけでなく、いっそ楽しんでしまう。そんないろんな考え方を取り入れる第一歩としてもいいかもしれません。

どうすればいいのかな?(文字量:少)

2歳になったころ渡して、2歳半頃から読むようになりました。失敗して、考えて、うまくできるようになるの繰り返しがリズミカルに描かれています。

読みながら、失敗しているくまさんには必ず「たいへんたいへん」と言っています。くまさんの着替えの様子を見ながら、はく・かぶる・きるなど、洋服にまつわる言葉が学べます。

失敗してもやり直せば大丈夫。「そうそう」と一緒に声に出してあげることで、そんなポジティブなメッセージがこどもに届けばいいなと思います。

ちゅうちゅうたこかいな(文字量:少)

遊び歌風のリズミカルな絵本。渡したのは2歳でしたが、赤い色が目を引き、1歳頃から楽しめそうな内容です。

二ページに渡ってのど~んと大きなタコの絵に「な」から始まる単語が続きます。「な」というひらがなは発音しやすいので、ページをめくるときに一緒に大きく「な!」と声が揃います

文字に興味を持ち始めの頃にピッタリだったようで、ケラケラと笑いながら楽しんで読んでいます。外にでかけたときに「な」が発見できると、教えてくれたりします。

絵本とあわせて買っておきたい「補修テープ」

力加減ができなくてページが破れてしまうのが絵本の宿命……そんなときのために絵本を買うときに一緒に買っておきたいのが、本専用の補修テープ!

セロテープは時間が経つと劣化して酷いことになるので、最初から絵本の補修用にテープを買っておくといいと思います。最初から破けやすい本の「のど」の部分に貼っておくのもおすすめです。

貼るのにコツが必要なんてことはなく、使い心地はセロテープより梱包テープに近いです。

うちはこれを使っています。まだまだ使い切りは先で、多分絵本を卒業する頃まで一本あれば十分かな?

まとめ

ベストセラーが多めの紹介になってしまいましたが、やっぱり定番は鉄板です。

また、紹介した本の他に、読まれなかった絵本が実はたくさんあります。

読んでもらえないとがっかりしますが、焦って無理に読ませようとせず、目につくところに置いておくと、思いがけないタイミングで読み始めるようになったりします。

また、こどもにはブームがあるようで、毎日好きな絵本全部を読んでいたと思ったら、ぱたっと全く読まなくなって別のことに興味を持って……ということが、繰り返されています。

今日は気分じゃなかった。それだけのようです。

そのうち手にとってくれるかな?と本棚の一角の飾っておく……ぐらいの気持ちで私は絵本を買っています。

親子の楽しい絵本ライフの助けになれば、嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございます

この記事を書いた人
ズボラも極めれば合理的!がモットーのアラサー1児のママです。育児休業から復帰したものの、リタイアしてゆるゆる主婦してます。自分が感じた「これはいい!」を共有していきたいです。
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